#015 能登内浦岸サイクリング（１）
雨の向こうへ♪ 風の向こうへ♪
（風の向こうへ ／ 嵐）
金沢は午後まで雨だが、能登は午前から晴れてるらしい。
天気予報を信じて北へ走る。
久しぶりに予定のない一人休み。
来月ビワイチでいきなりロングを走るのも危険なので、その前に一度１００キロオーバーを走っておきたい。
しかし、能登半島は霧の中。
本当に晴れる？
８時半七尾湾岸にある中島町の道の駅「なかじまロマン峠」に到着。
路面は濡れているが日差しキターー！
遅めの出発となりました。早速９時前に愛車カールトン号で出ます。
七尾湾岸を北上。
日が昇る能登島を背景に。
本当は計画していたコースがありましたが、出発時間が遅れたのでそのコースは先送り。
行き当たりのツーリングです。
穴水町で進路を右へ。
能登半島内浦岸沿いを走る事にします。
能登半島の東海岸富山湾沿岸を内浦、西海岸日本海沿岸を外浦と地元では呼ばれています。風が強く波が激しい「ざっぱ～ん」な外浦に対して、内浦は波が静か。おだやかです。
まず大きな峠が。
山に入るとまだ雪が残っています。想定外でした。
ＳＰＤシューズが濡れて浸水。気温は低いので足先が凍って苦痛。
七尾湾岸から富山湾岸へと出ます。
生まれ育った地元ですが、このエリアには来た事がありませんでした。
道も景色も新鮮です。
日も上がり暖かくなりテンションは上がります。気温は７℃。
ペダルが軽い！
まさしくアオゾラペダルです。
ウミネコの群れが海岸で日向ぼっこ。
能登コースは外浦側もそうですが、コンビニは少ないものの道の駅が多い。
トイレの心配をしなくていいのは助かる。
沿岸の最初の大きな町、能登町に入ります。
もう足先が凍って感覚がありません。しびれる痛さしか感じない。
辛さのあまりにカイロ購入。脚先に入れる。効果絶大。くつ下は濡れていた。
あと補給食を持ってなかったので羊羹も買ったが一口食べたところで手がすべって地面に落とす…orz
田舎の漁村のイメージを持っていましたが、来てみれば結構いい雰囲気を持った街並みです。
予定外にプラプラとポタリングしてしまいました。
計画のない旅の醍醐味という事で。
海が綺麗です。
縄文真脇遺跡がここにあります。
せっかくだから見ておこうと向かいますが、観光地化されていて、どれが遺跡なのかよくわかりません。
あのイギリスのストーンヘンジみたいなオブジェも遺跡なのか？(--)
資料館に入れば説明があるのでしょうが、面倒なので先へ進みます。
珠洲市（すず）にある見附島は見ておきたいと思ったのですが、時間が推してきました。
９時に出発して、日が暮れる１７時頃には車に戻りたい。
折り返し時間は１３時〜１４時くらいになりますが、もう１３時を回りました。
珠洲市まで、まだ数十キロあります。急がねば。
時間がないので海岸は離れ、山越えの最短距離を走りますが勾配の連続と強風で苦痛。
今朝天気予報を見ていた時点では波浪注意報が出ていました。
さむい、つらい、帰りたい！
そして膝に痛みに近い違和感を感じ始めます。
ロードバイク（ビンディングペダル）１年目に散々苦しんできた現象。ペダリングが下手なゆえに膝に無理がかかって痛くなります。
能登島１００キロ２～帰還～ - 日々精進～オレの自転車日記～
久しぶりの長距離に、ジャージじゃないので尻も痛くなって姿勢が崩れている。
無理なペダリングになっていたのかもしれません。
着座姿勢がどうにもならないならビンディングを外してフラペ側を使うべきでした。
（カールトン号は片面ＳＰＤペダル）
珠洲市まで行って折り返そう。
あわよくば能登半島先端までと思っていたが、やっぱり高いハードルだった。
（って言うか寄り道しすぎ）
お腹が空いたので食べるところを探しながら走ったが全くない。
今日は羊羹ひとくちしか食べてない。ここまで来てコンビニというのもな…
珠洲市の「恋路海岸」に到着。なんともロマンチックな地名です。
波が穏やかな恋路海岸は伝説が残る海岸です。その昔、深い恋仲となった2人の若者、鍋乃と助三郎がいました。鍋乃に思いを寄せる恋仇の男の罠のため、助三郎は海の深みにはまって命を落としてしまいました。鍋乃も助三郎の後を追って海に身を投げ死んでしまうという悲しい恋の伝説から、いつしかこの地が「恋路」と呼ばれるようになりました。（石川県の観光ガイドのページより）
二人が密会していたという弁天島。引き潮の時は歩いて渡れるそうです。
しあわせの鐘。
この鐘をカップルで鳴らすと、その二人には幸せが訪れると言われるとの事…
って、しまった！おっさん一人で来てた！（◎_◎;）
ションベンして帰ろ。（笑）
さみぃ、足はカイロのおかげで大丈夫だが、今度は指先が冷たい。
マヴィックの高い冬用グローブつけてるんだけど。
今回のイスカンダル。珠洲市内に入ります。
１４時半、ようやく目的地。見附島到着。
このブログ初の長編にしましょう。（つづく）
